既に空き家問題で悩む人たちの興味深いデータがあります。この調査によれば自宅以外で住宅を所有しているいる方の約17%が空き家となっています。その内訳は約74%が戸建住宅ですが、注目すべきはその所在地のほとんどが「農山漁村地域」ではなく「市街地」ないしその周辺部であることです。空き家となっている理由については、「相続をしてそのまま」44%。「住み替えなどでそのまま」24%。なんと全体の3分の2が今まで個人宅として活用されていた住宅が現在空き家になっているんですね。また、空き家を今後どうするかについては、約半数の方が売却または賃貸に活用することを考えているようです。しかし、約7割の方は「特に何もしない」と答えています。築年数を見ると20年以上が約68%、36年以上が33%。空き家となっている期間は3年以上が半数となっています。空き家の管理については、自分自身、または家族や親せき、地元管理会社などに委託が約8割、「問題先送状態」の特に管理はせず放置が13%いることも明らかになっています。(H25年11月発表 価値総合研究所データ参照)