この数字は2014年7月、総務省より発表された全国の空き家数です。2040年にはなんと全体の4割が空き家になるといわれています。空き家が増えてしまった理由の大きな原因のひとつが「相続」にあります。平均寿命が延び、親が長生きになったことと関係があるようです。例えば、亡くなった親の年齢が80~90歳代以上だとして、子の年齢が50~60歳代。日本の持家率が8割と言われるなか、50代ともなると大半の方が一軒家やマンションなり自宅を持っています。そうすると、実家を相続してもそこへ住む必要がないのです。奥さんの立場からすると、住み慣れた自宅を手放してまで、ご主人の実家へわざわざ移り住む必要もないのですから。「持家のある人が実家を相続している」がために、空き家となっている理由の44%が相続してそのままということに納得してしまいました。