中古戸建て住宅を見学に行く時、皆さんはどのあたりを気にされますか？

 

見た目のキズや汚れは、ある程度リフォームできれいになりますから、それ程気にされる必要はありません。

それよりもっと大切なのは、目に見えない柱や基礎などの構造部分に大きな不具合がないかどうかです。

 

中古戸建の大きな不具合と言えば、建物の傾き、雨漏り、シロアリ被害、給排水管の故障が挙げられます。

 

・建物の傾き：外から目視で確認し先ずは外見上から建物の傾きを判断します。室内では、窓を開閉しながら鍵のかかり具合を調べたり、窓を少し開けた状態でサッシを収めている枠の上下の隙間量を確認します。建物や壁、柱などに大きな傾きがあるときは、窓の開閉がしづらくなります。

 

・雨漏り：特に最上階の部屋の天井に雨染みが無いかの確認や、屋根裏の確認ができる点検口から屋根裏の様子を確認します。（最上階の部屋の押入やクローゼットの天井面にある）

特に屋根裏面の下地や、天井裏面に雨染みがないかどうか目視や触診で確認します。

 

・シロアリ被害：台所や洗面所の床に、床下を確認できる点検口（床下収納庫など）があればそこから、床下を覗くことができます。基礎コンクリートの上に敷かれている太い木材（土台）や同じくらの大きさの木材（大引き）にシロアリに食われた形跡がないか、スカスカになっていないか確認します。。

床下を確認する時は、同時に基礎の立上り部分に大きなひび割れが無いか、給排水管からの水漏れが無いかも確認します。

 

水回りの設備：シンク、洗面台下部の排水管から水漏れが無いかどうかで、ある程度大きな不具合は確認できます。

 

いくつか確認ポイントをあげましたが、一生に一度の大きな買い物です。

売主様や仲介業者さんにも協力してもらい、後悔の無いお買物をなさってください。