「せっかく購入したマイホーム、こんなハズじゃなかった…」
「もっと事前に調べておけば買わなかった…」
こんなふうにマイホーム購入後に後悔する方が結構いらっしゃるのです。
かく言う私も…なのですが。
かと言って、購入に至るまでの時間と労力を考えると
簡単に手放せないのが不動産です。
ちなみに一番多い後悔理由は「周辺立地環境」。
不動産購入とは、建物と共に立地環境まで含めて購入するということなのです。
では、事前にどのようなポイントをしっかりと押さえておけばいいのでしょう。
◆将来にわたって陽あたり、眺望ともに確保できるかどうか
目の前に大きな空地や駐車場がある場合、いずれ建物が建つ可能性もあります。
建ってしまったら、快適な生活どころか資産価値も下がります。
◆周辺に騒音の源となるような施設や要因はないか
実際に住みはじめてからわかる、意外と身近な騒音源には気づかないものです。
◆眺望や生活に支障を及ぼすものはないか
見落としがちなのは、目線より高いところにあるものです。
例えば、電線も目障り、街路灯、電飾看板などはカーテンを閉めても
明かりが室内に入り込むこともあります。
◆最寄り駅やバス停まで徒歩数分
宅建業法では、徒歩ルートの場合80m/1分で換算したものを表示する
ことが義務付けられています。
この距離には、信号での待ち時間や坂道、天候などは全く考慮されていません。
曜日や時間を変えたり道のりを変えたりして何度か検証してみましょう。
◆近くにある嫌悪施設(工場、ごみ施設、葬祭場、墓地)の影響は?
嫌悪施設は予めその影響をある程度予測し、納得できれば問題ないでしょう。
◆洪水ハザードマップは確認しましたか?
過去の浸水記録や浸水レベルを知ることで危険を回避できます。
各区市町村役場で簡単に調べられますし、サイトで閲覧することも可能です。
◆周辺の臭気原はチェックしましたか?
工場やガソリンスタンド、飲食店の臭いはすぐにわかりますが
見落としやすのが、近隣建物の換気フードです。
マンションなら検討しているお部屋との位置関係もチェックしてみましょう。
◆ご近所の方へのヒアリング
地元の方だから知っている、暮らしやすさの情報も沢山持っています。
時には思わぬ情報も得られることも。
このように、不動産を購入されるときには建物の外観や間取り、金額といった
表面的な部分だけではなく、永く快適に暮らすための周辺立地環境の情報収集も
大切です。