洋服の収納方法には、
「掛ける」と「たたむ」がありますが
皆さんはどちらの方が探しやすいですか?
もちろん「掛ける」方ですよね。
クローゼットは徹底的に吊るす機能に
特化させ、洋服の「見える化」と
収納量アップのどちらも実現させましょう。
クロゼットの収納スペースは
「枕棚の上」と「パイプ」の2つと
思いがちですが
「正面・前方」「正面・後方」「両サイド」「上部(枕棚の上)」の4つのスペースで
構成されていると考えます。
それぞれのスペースに、最適な役割を
持たせることで空間全体を効率よく使う
ことができます。
〈1〉正面・前方使い
前から550~600㎜までのスペース
クローゼットは主に洋服を掛けて収納する
ためのスペースですが、ほとんどの場合
パイプが1本しかついておらず、十分な洋服
を掛けるには工夫が必要です。
◆◇◆パイプを増やす工夫
ステンレスパイプの中にプラスチックの
くさりを通したブランコ状の物を、造り付 けのパイプに結束バンドで固定します。
下は子供服や、ハンガーに掛ける長さを
調節したパンツやワンピースを掛けて
収納力をアップさせます。
◆◇◆提案例
幅1700㎜のクローゼットを
夫婦二人で使う場合
中央にキャスター付きの引出しケースを
配置し、夫と妻のたたむ衣類の指定席に。
引出しの左側は妻の掛ける服
右側は夫の掛ける服、
上をトップス、下をボトムス(逆も可)
と左右に分けて使用する。