家電は「暮らしを豊かにする道具」
家電の置き場所に問題があると
使いにくいだけでなく、せっかくの
豊かな暮らしを、自ら放棄している
ようなものです。
日常使う、炊飯器、トースター
オーブンレンジ。
家族だけでなく、来客時にもよく使う
コーヒーメーカー。
これらの「指定席」をどこに取るかで
家事動線や生活動線が変わってきます。
言い換えれば
「動きにくい」は「収納」で
変えられるということです。
今「使用中の家電」と「新たに加えたい
家電」を、使用頻度も考慮しながら
キッチンに収めたい他のどの物よりも
まずは、家電の指定席を確保することが
重要です。
①電子レンジ
使う頻度が高く、サイズが大きい
電子レンジは家電位置を決めるポイント
●使いやすい高さは胸の位置=身長×0.7
例)身長160㎝×0.7=1120㎜
②トースター、コーヒーメーカー
●使いやすい高さ=H700~850㎜
※ダイニングテーブル
キッチンフロアキャビネットの高さ
③炊飯器
●少し前かがみの姿勢での高さ=H400~450
※椅子の座面高 スライド棚で蒸気対策
④ホットプレート・カセットコンロ
飯台・トレー
●人が届く高さ=身長×1.2
例)身長160㎝×1.2=1920㎜
天井までのスペース(約600㎜)に
ボックスを固定設置し、天井とのすき間を
なくせば家電棚の転倒防止になる。
⑤飲料水・ホームベーカリー
●重い物は、キャスターを付けた板に
のせておくと出し入れしやすい
各家庭によって、使用する家電や身長の
高さにより調整が必要です。
造作の場合はコンセントの工夫も忘れずに。
各棚の背板側の中央には、コンセントの
頭が通る程度の穴を空けておきコードを
通せるようにしておきます。
それぞれの家庭で使い方や使用頻度も
違うため、「どこが一番使いやすいか」
家族で十分検討し、見直してみましょう。